ご利用中の方へ

車椅子の正しい使い方

車椅子には正しい使い方があります。
誤った使用方法は車椅子の機能を十分に発揮しないばかりか、思わぬ事故やケガ、トラブルを引き起こすことも少なくありません。
ご利用者様や介助者様の安全と快適な暮らしを守るために、常に正しい使い方、乗り方を実践しましょう。

ご使用の前に

安全にご使用いただくため、次の点を確認しましょう。
1.タイヤの磨耗・亀裂はありませんか?
2.タイヤの空気圧は、適正に入っていますか?
3.ブレーキに異常はありませんか?
4.ブレーキをロックした時、駆動輪・主輪が止まっていますか?

タイヤの空気圧が少ない状態で、使用しないでください。タイヤを親指で押した際、容易にへこむ場合は、自転車用空気入れでエアーを補充しましょう。また、タイヤの空気バルブのネジが緩んでいないかも併せて確認してください。

車椅子の乗り方・降り方

乗る時

1.両サイドのブレーキをロックします。
2.両サイドのフットサポートを上げます。
3.アームサポートを両手で持ち、ゆっくり座ってください。
4.フットサポートに足を乗せます。

降りる時

1.両サイドのブレーキをロックします。
2.フットサポートから足を下ろします。
3.アームサポートを両手で持ち、ゆっくり立ち上がってください。

車椅子に乗る時や降りる時、ベッドへ移乗する時は、事前に必ずブレーキがかかっていることを確認し、平坦な場所で行いましょう。また、フットサポートの上に乗っての移乗はおやめください。車椅子がしっかり固定されていないと、転倒事故のもとになります。

ブレーキの使い方

駐車ブレーキ

ブレーキレバーを所定方向に動かす(押しがけ式と引きがけ式があります)とロックします。ロックした方向と反対に動かすと解除します。

フットブレーキ

ペダルを下に踏むとロックします。ロックした方向と反対に上げると解除します。

車椅子に乗る時や降りる時、ベッドへ移乗する時は、事前に必ずブレーキがかかっていることを確認しましょう。車椅子がしっかり固定されていないと、転倒事故のもとになります。また、タイヤの空気圧が少ないとブレーキのロックができませんので、ご注意ください。

車椅子の広げ方

1.車椅子の後方に立ち、左右のグリップを持って両側に拡げます。
2.片側のグリップを手で持ち、シートを手で下に押し下げます。

車椅子を広げる際、シートと両サイドの間に手を挟まれないよう注意しましょう。また、転落事故や故障を防ぐため、座る前に座パイプが受けに収まっているかもご確認ください。

車椅子のたたみ方

1.フットサポートを矢印方向に回転させて上げます。
2.シートの前方と後方の中央を同時に持ち上げます。
3.左右のグリップを持ち、内側にたたんでください。

フットサポートの調整

1.フットサポートを付属品のスパナにて、先端ボルトを少し動くところまで緩めます。
2.フットサポートを回転し、高さ調整を行ってから先端ボルトを完全に締めます。

調整する際は、あらかじめフットサポートが固定されていることを確認しましょう。また、地面より5cm以上の高さで使用し、凹凸や障害物に引っかからないようご注意ください。

介助の仕方

次のような使用場所や環境では、危険が伴う場合がありますので、必ず介助者の方が付き添ってください。
介助者が付き添っていない場合は周りの人に介助をお願いしてください。

  • 坂道
  • 踏切の横断
  • 側溝の格子蓋の横断
  • 悪路
  • 乗り物への乗車、下車
  • 段差の乗り越え
  • 傾斜している路面

介助者の方は、段差を乗りこえる場合はティッピングレバーを踏みながらグリップを手前に引きキャスタ(前輪)を上げ、
前輪を段差に乗せてから、乗りこえてください。

外出時の注意

坂道の登り下りでご使用になる場合は、必ず介助者様の援助をお願いしてください。

坂道を下るとき介助者の方は、車椅子を後ろ向きでゆっくり確認しながら走行しましょう。階段などで、ご使用者様が乗ったまま、介助者様に吊り上げてもらう場合は、ベースパイプ・バックサポートの固定されている箇所を持って、4〜5人で支えてもらってください。